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模型電装班員の作業をレポート!一年生って何やってるの?

皆さんは電装班を知っていますか?

電装班はTBTの班の一つで、プログラミングや電子部品を用いた工作を行っています。

今日は模型電装(1年生の電装班)の白井君に取材をしました!

何をやっているの?

白井君は窯の制御基板の改良をしています。

そもそも窯とは?

簡単に説明するとオーブンです。

電熱線を高温にしてCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を熱する装置です。

CFRPの成形に使っています。

何のためにやっているのか。

作業の効率化のために窯の自動化に取り組んでいます。

今までの作業では焼く温度を手動で調節していました。

しかし、これだと窯の前にずっと居る必要があり、非効率的です。

そこで、窯の温度調節を自動で行うことになったのです。

作業詳細

彼はいま制御基板の小型化に取り組んでいます。

これが従来のものです。

これをもっと小さいものにする作業をしています。

こっちが小さいものです。

小さいものの利点は二つ。

一つ目は回路の小型化

二つ目はWi-Fi接続時に使えるピンが増えること

白井君は毎日のように部活に来て作業をしています。

熱意と興味にあふれる姿はまさにプロフェッショナルですね!

おまけ、窯の制御ざっくり解説

コンセントの電流を電熱線に通すのがこの部品です。

ただ、この子だけではonとoffしかできません。

つまり、電流を通すか通さないかしかできません。

そこでこの基盤が頭の役割をします。

この基盤は温度計の値を確認しながら高速でスイッチのon,offを繰り返します。

それによって電圧のムラが生じ、そのムラの平均値の電圧を使うことが出来ます。

これによって本来は出来ない電圧の制御をすることが出来るのです。

ちなみにこれが温度計です。

電熱線は温度によって抵抗値が変わることをご存じですか。

この温度計はその値を計測して温度を測っているのです。

ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます!

電装班の活動を理解する助けになったのなら幸いです!

それでは次回の活動日誌もお楽しみに!

皆さんに素敵な秋が来ますように!