- Group広報
- Date2025.11.22
芝浦祭パンフレット[2025] produced by27代広報 を特集してみました!
芝浦祭にお越しいただいた皆様にはもうご覧になった方が多いかと思います、芝浦祭パンフレット2025。今回はその作成に携わった制作担当がパンフの制作話をメインに綴っていこうかなと思います。
なお、芝浦祭パンフレット2025はこのHP上のパンフレットページにも公開されました!
まだご覧になってない方は↓からも歴代パンフレットとともに見ることができます。ぜひあわせてご覧ください!
今年のパンフレットも去年同様に27代芝浦祭運営陣からの依頼のもと、27代広報のなかからパンフレットを作りたい!っていう人たちが立候補スタイルで担当しました。そのうちのひとりが今、執筆中の私です。正直なところを言うと、担当が決まってからの納期が短くて焦りました、、、今年のパンフレット制作始動はほぼ10月になってからでした。9月末の時点で話が来てから、構想を練ってと考えていたら夏休みが終わってました。(やばって感じですね。)
こんな感じに振り返るかたちでいこうと思います。
表紙作り
パンフレットの制作にあたって、私たちが一番時間をかけてこだわったともいえるのが表紙です。やっぱり手にとってもらった人が一番最初に目がいくっていうのもあって、こだわりはとても強いです。


左画像は表紙写真になったものの元データ(何も手を加えていない状態の写真です。)
右画像はillustratorにて黒長方形をアートボードサイズで作り、写真と同じレイヤーの下層においたのを確認して、重ねた二重構造です。また黒長方形、写真ともに不透明度を調整しており写真の方が不透明度を低くし、黒長方形が写真の下から少し透けるようにしてあります。
左右の画像をみてもらったらわかるように背景など黒の主張が元データ写真は全体的に強めでした。そこでもう少しやわらかいブルーのイメージに近づけるようにしてみました。なので完成作の表紙はブルーがメイントーンのように感じやすいのではないでしょうか。
その他にもTBT、S-310、暁、Team Birdman Trialという表紙の情報要素をどう配置するか、サイズ、明度、フォントの種類などなど表紙だけでも考えなきゃいけないことがたくさんありました。
パンフレット制作にあたってのコンセプト
パンフレットを作るにあたってはやっぱりデザイン面で、今年のパンフレット作りのためのコンセプトが大事でした。今年のパンフも例年のパンフと同じように今年の実機S-310暁をメインに取り上げつつ、TBTの紹介をするかたちになっています。表紙もまさにS-310暁らしさ全開ですよね。
このパンフレットを通して、暁の夏までの製作・試験過程を物語っているかたちに少しでも近づけれられたらいいなというのがコンセプトの土台でした。なのでページ構成もそれに寄ったかたちでデザインしています。
やはり毎年毎年、パンフレットは一から作っているものなので毎回オリジナリティがあっていいなと思い、私たちの代もオリジナリティにこだわって制作にとりかかりました。
パンフレット作りの裏話
今年のパンフレットは機体大解剖という2ページを除いて、illustratorで作業しました。なのでillustratorらしさがあるなっていうのは各班紹介ページ面の背景デザインなどからわかるかもしれません。illustratorのおかげで自由な表現が可能なので、めちゃめちゃ自由さがあるなと自分でも振り返ってみると感じますね。(笑)
メイントーンは白でまとまりつつ、黒の際立ちがはっきりする感じです。とにかく明度を気にしてデザインしました。
ちなみに機体大解剖のページはBlenderにて、私とは別のもうひとりの担当者が先輩からデータをいただいて、それをもとに大解剖ページを制作したそうです。パンフレットでは、機体大解剖の制作データをまるごと載せることがパンフ紙面の大きさの関係上できていませんでした。
そこで今回、完全版の大解剖を ↓ に公開させていただきます。


私のお気に入りでもあり、見ていただきたいなと思うページはこの↑ページです。パンフレットの制作コンセプトがつまっている重要ポイントです!
illustratorはパンフ制作に最適なのかと言われると…
今年はデザイン・執筆から印刷に入稿するデータページの管理まで一貫してillustratorで行いました。しかし、元々illustratorはページ管理には不向きなソフトであるため、入稿形式に合わせたり、HPで公開するよう合わせたりするためにかなり手間がかかりました。
さらにパンフレットということで写真等のデータをたくさん載せるため、出来上がったパンフのファイルは重たくなりがちです。途中でソフトが重たかったりして、画面が動かなくなり、固まってしまうことも多発しました。何度復元したことか…
だから最適な方法はどうしたらいいのかと考えると、ページ管理はillustratorでしない方がいいですね!
最後に
今回はパンフレット制作に関する事を書いてきました。表紙のようにもう少し制作過程を詳しく書こうかなと思ったですが、なにせ合計ページ数が16ページもあったので、省略させていただきました。
あと来年以降の芝浦祭でまた作ることになるのであれば、パンフのサイズは見開きA3サイズじゃない方がいいかもなというのが芝浦祭での配布時に感じた私個人の感想です。
今回の活動日誌はどちらかというと、あまり作る機会がないパンフ制作の引継ぎという意味も込めて書きました。なのでパンフレット作りたいよってなったときの参考に少しでもなれば幸いです。