活動日誌の写真

プロペラシャフトにひずみゲージがつきました!

6月24日,共和電業の方が芝浦工業大学大宮キャンパスまでお越しくださり、プロペラシャフトにひずみゲージを無事に接着することができました。前回の活動日誌共和電業様でひずみゲージ講座を受講しました! | 電装班 | Team Birdman Trial 鳥人間コンテストの続きなのでもし読んでいなければこっちを先に読んでから,この活動日誌を読んでほしいです。

 ひずみゲージの始まりは駆動班のソロモンが駆動効率を測りたいというところからでした。入力側のパイロットの漕ぐトルクと出力側のプロペラの回転のトルクがわかれば駆動のロスがどのくらいなのかわかります。パイロットのトルクは自転車用のパワーメーターを使用すれば測定できるのですがプロペラのほうは今まで測定できませんでした。そこでひずみゲージの出番です。物が回転するとトルクが発生し45°方向に物体が伸び縮みしてひずみが発生します。消しゴムとかをねじってみるとイメージしやすいです。そこでそのひずみをひずみゲージで測定することで,トルクを計算することができます。

さてここまで原理の説明をしたのでここから接着の手順について書いていこうと思います。

1.まず最初にひずみゲージや基盤,ホイートストンブリッジ,バッテリーなどの配置を大まかに決めます。

    2.次にシャフトにひずみゲージを貼る場所の印をつけます。シャフトを挟むように2枚ひずみゲージを貼るので中心線を2本かきます。なぜ2枚張るかというと1枚だけだと曲げや圧縮,引張のひずみも計測してしまうからです。今回はトルクだけほしいので,曲げなどのほかのひずみはデータを拾わないように,打ち消すために2枚はさんで接着します。

      3.次にひずみゲージを接着します。まず接着するところの表面をやすりで軽く荒らします。そうしたらひずみゲージの裏面に接着剤を付けて,シャフトに接着します。ここで大事なのは今回トルクを測定したいのでひずみゲージの導線を45°方向にむけることです。ここでずれると大失敗します。

      4.正しい位置にひずみゲージを置けたら,あとは指でぐっと1分ほど加圧して貼り付けます。

      5.あとはひずみゲージ,基盤,ホイートストンブリッジをリード線ではんだ付けしてつなげれば完成です。

        先月,共和電業様の本社で練習したことをそのままやるだけだったのですが,本番のシャフトに接着するとなるととても緊張しました。平日の遅い時間まで接着のお助けをしていただき,ありがとうございました!次回は”キャリブレーション”というものをやります!次回の活動日誌もお楽しみに!