- Group広報
- Date2025.11.10
新HP公開から1年、「tbtで検索」と言えるHPをつくった理由、、、
TBTの新ホームページ公開から、1年が過ぎました。いつぞやの活動日誌でも書いたのですが、ホームページ公開当時に定めた目標が、「2025年7月までに、日本での「TBT」google検索結果1位」でした。
実際のところ、2か月ばかり遅れてしまったのですが、鳥人間コンテストの放送があった9月の頭頃に、ようやくその目標が達成できたということで、今回、そもそも何でこのHPを作ったのか、どういうことを意識して作ったのか、というのをまとめてみようと思います。

↑tbtでの検索結果

↑過去一年間のアクセス数(アクティブユーザ数)の推移(Google Analyticsより)
HPを制作した目的
高校時代、趣味でHPを作ったりしていたので、この自分の技術を活かして、TBTに貢献したいなと思ったのがきっかけです。
当時のTBTのホームページは、デザインこそ少し歴史を感じるものでしたが、隅々までみると、代々の先輩方の積み上げてくれた、膨大な量の貴重なデータが、潜んでいることがわかりました。

10年、20年以上前の、当時の様子を伝える資料は、今やTBTにほとんど残っていません。
まず20年以上前は、誰もがGoogle ドライブにアクセスしてデータを保存するような世の中ではありませんから、紙主体の引継ぎを行っていました。そのため、当時の様子を教えてくれるのは、部室の棚の奥に埋まった、紙媒体の資料ばかりです。しかもその多くは、整理されておらず、資料としての役目を果たせていません。
また、10年くらい前のデータは、Google ドライブに残っているものもありますが、執行代が毎年変わっていく中で、少しずつ引き継ぎのデータに漏れが出て、今や10年前のデータでドライブに残っているものは、非常に断片的です。
そんな中、TBTのHPには、最初の機体(S-10)からの飛行記録やTFのレポートが、整理整頓されて残っていました。また、2010年ごろに特に活発に、HPに活動日誌が書かれており、当時の活動の様子を時系列で知ることができました。
先ほど書いた通り、TBTのHPは、デザインこそ古くて、最近は更新されていませんでしたが、私たちが昔の活動の様子を知るほぼ唯一の手段であり、私はそれが、これから先の10年も変わらないだろうと思いました。
だって、たとえTBTのHPの存在が忘れ去られても、ネットでふと部員が検索すれば、検索結果に表示されます。例えばですが、TBTが桁巻きをロステクしても、HPに桁の巻き方を書いておけば、未来の部員がネットで「桁の巻き方」と調べれば、検索結果に表示されて、引継ぎ完了なわけです。
それに、もしHPがまるごと誤って消されてしまっても、どこぞのWayback Machineが、彼らのデータベースにHPのデータをまるごと保存してくれるはずです。
こういった理由から、私は、TBTの新HPを、未来の部員のためのものにしようという目標を設定しました(もちろん、外部への情報発信という目的もあります)。
しかし、TBTの旧HPには問題がありました。それは、Web管のみが編集方法を知っているということです。これでは、いつ、HPの編集権限へのアクセスが消えてもおかしくありません。そして、部員が気軽に活動日誌などのログを残すこともできません。ましてや情報系の部活ではなく、部員はおおよそ機械系ですから、毎年サーバやウェブ系の知識を持った新入部員が入ってくるわけでもありません。つまり、ロステクしたら終わりです。
そこで、新HPでは、WordPressというCMSを利用し、最低限の知識でウェブサイトの多くを編集できるようにし、また、部員みんなが簡単に活動日誌を投稿できるようにしようと思いました。また、先輩方が積み上げてくださった旧HPのデータを、「確実に、しかも見やすい形で」新HPに移管し、このリニューアルによって、データがフィルタリングされ失われることが無いよう、意識しました。
具体的な達成目標を、「2025年7月までに、日本での「TBT」google検索結果1位」としたのも、未来の部員が簡単にこのHPの存在に気付けるようにするためです。たとえ忘れ去られても、部員がGoogleで「tbt」とアルファベット3文字を打ち込めば、直ぐに思い出してもらえます。
最後に
書くことが無くなってきたので、半ば強引にですが、まとめです(笑)。
「なんで開発経緯をこんなに長々と書いているのか?」それは、このHPを何年も使ってもらうには、開発時の経緯や意図を着実にHPに残してindexしてもらう必要があると思ったからです(笑)。数年後、数十年後の部員が、このHPの更新頻度や、意義について議論になったときに、参考までに、この文章を読んでもらえたらなと思っています。
また機会があれば、今度はどんな風にこのHPを開発したのかについても、ここに記そうと思います。お楽しみに~