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鳥コンの傍らで、サーボ焼き

先日行われた鳥人間コンテスト、その湖岸の、プラットフォームとちょうど反対側で、サーボモータの稼働試験を行いました。

前回の記事で、窯でサーボモータを焼き、サーボの温度が105℃になっても動作し続けたという報告を書きましたが、琵琶湖の妖精を甘く見てはいけません、、、

今まで数々の電装が、この琵琶湖の妖精にやられて、プラットホーム上でまともに動作しないトラブルに巻き込まれています。

そこで!今年の鳥人間コンテストの見学ついでに、湖岸でサーボモータの動作試験を行いました。

サーボモータは、以前窯で使ったものを、そのまま利用しています。何度も焼かれる可哀想なサーボ、、、

窯でやった時は、サーボモータだけを加熱していましたが、湖岸では、マイコンもバッテリーも、灼熱の太陽にさらされます。

使用サーボ近藤科学 KRS-6003HV ICS Red Version
負荷トルク30kgf/cm
サーボ稼働範囲±約10度(約10秒おきにループ)

試験結果

15:00ごろから30分間、サーボモータを負荷トルク30kgf/cmで動かし続けたのですが、見事!動作停止することなく、動き続けてくれました!

サーボの温度は、熱電対で測った結果、衝撃の115℃に達していましたが、それでも問題なく動作し続けてくれました。さらにマイコン(ESP32)やバッテリーも、90℃近くまで達していたのですが、こちらも問題なかったです。

また、実際には、銀シートで覆ったり、ヒートシンクをつけるので、ここまで温度が高くなることはないと思われます。(今回は、サーボモータをいじめることが目的だったので、あえて付けませんでした)

以上、ここまで4回にわたり、FBWのためのサーボモータの動作方法や実験について書いてきましたが、かなり順調で、他の設計者に、電装の安全性をある程度証明することができたのかなと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

(琵琶湖で試験を終えた後、急に熱電対が示す温度が下がり(壊れた?)、本当に今回サーボが115℃に達していたのか不明という話は無かったことにしておきます、、、まあ重要なのは、実際の鳥コンの条件下で、ちゃんとサーボが動作したということなので、、、今後もいろんな試験をしてさらにサーボの安全性を証明し、また、サーボに負荷をかけない設計を考えていけたらと思います)