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S-320 電装File.01 テクノロジーでPの安全を守る!「飛行禁止区域に関する安全対策」

今回から複数回に渡って、S-320 電装の紹介をしていきます!初回の今日は、弊部が今年から導入した、パイロットの安全を守るシステムについて紹介します!

飛行禁止区域とは?

鳥人間コンテストにおいて、大会側の規定により、飛行が禁止されている区域のことです。湖岸や島に機体が近づきすぎると、衝突の危険性があるため、パイロットには、この飛行禁止区域に入る「前」に、機体を着水させる必要があります。

しかしながら、これが意外と難しく、そもそもパイロットは全力でペダルを漕いでいるため、自分が湖岸に近づいているのかを見る余裕がありません。また、仮にその余裕があったとしても、目視でどこが飛行禁止区域(基本的に湖岸から350m)なのかを判断するのは極めて困難です。

そこで!パイロット用のスマホアプリに、位置情報及び飛行禁止区域を表示することで、この課題を解決します!

飛行禁止区域だけでいいの?

そこで私たちは、勝手に、琵琶湖を4つの飛行区域に分類しました。

※飛行危険区域は飛行禁止区域から200m、飛行回避区域は飛行危険区域から300mの範囲を目安に設定(但し、プラットホーム周辺は、航行可能な区域が無くなるため、これよりも短い範囲で設定)

分類して、どうするの?

単に4つの飛行区域に分けただけでは、実際に着水しようとした際に、何の判断基準にもなりません。そこで電装の後輩が、AIを駆使して、こんなものを作ってくれました↓

その名も、フライトゾーンエディター!!!
https://teambirdmantrial.jp/Webtools/Flight_Zone_Editor

こうやって領域を選択して、、、

囲まれると色が変わる。

左のバーから、選択した領域の色を変えたり、

階層関係をいじることも可能!

完成!!!

これで、飛行区域を明確に分け、各区域の座標がわかるようになりました!

パイロットがどう、この区域を判断する?

各区域の座標が分かったら、パイロットにそれを提示し、かつ、自分がいまどの区域にいるのかも表示する必要があります。これでようやく、飛行禁止区域より手前で、パイロットは安全に着水できるのです。

先ほどのフライトゾーンエディターの「保存」ボタンを押し、飛行区域の座標データをjson形式で書きだします。

そしてこれを、独自開発の後部パイロット用スマホアプリで読み込むと、、

こんな感じで、スマホアプリにも飛行区域が表示されます!

さらに、機体にはGPSも付いているため、飛行区域の座標データと、機体の座標データを比較することで、以下の写真のように、区域に応じて警告を表示してくれます!

これで確実に、飛行禁止区域に入る前に着水できますね。

以上、電装File.01 テクノロジーでPの安全を守る!「飛行禁止区域に関する安全対策」でした!

次回は、スマホアプリの動作チェックをするために使っている、シミュレータを紹介します。先ほどのスマホ画面、機体が琵琶湖上空を飛んでいますが、もちろん実際に飛ばしたわけではありません!シミュレータを利用し、飛行機を疑似的に動かしてみて、アプリの挙動を確認しているのです。

その仕組みらへんを紹介できればと思います!お楽しみに。