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TBTの部室をご紹介 その4

部室紹介の最終回です!部室の天井に設置されている、「巨大コックピット」について書きます。

設置の経緯

まず、例年であれば、こういった「コックピットを飾る」といったことはできません。なぜならコックピットのフェアリングは、「壊すために作っている」からです。琵琶湖で着水し、パイロットの保護をすると同時に、ボロボロに壊れ脱出経路を作る。これがフェアリングの役割です(もちろん抗力を抑えるというのもあります)。

しかし今年は、鳥人間コンテストへの出場が叶わず、悔しくもフェアリングが綺麗な状態で残ってしまいました。そこで、せっかく残ったフェアリングを有効活用しようということで、フェア設計と電装設計で、部室の天井に設置する計画をたてました。

設置方法

天井から落ちてきては大惨事なので、確実に固定し、落下しないようにする必要があります。

検討の結果、フェアリングを串刺しにし、串の根元を部室の壁沿いの柱に固定するという方式にしました。壁た天井ではなく、直接頑丈な柱に取り付けてあるため、非常に安定しています。また、コックピットの下はテーブルなので、万が一落下しても怪我人を出しません。

串刺しにするにあたり、多くのフェアリング班の方にご協力いただきました。誠にありがとうございましす。

トリックアート風に

フェア設計と話し合って、せっかくだから、壁から突っ込んできたみたいな感じにしよう!ということになりました。

当初は、穴のイラストを貼る予定だけだったのですが、途中で、穴っぽく見せるには、穴の向こうに機体の後ろ半分が写っている必要があるということに気づきました。

そこで、blenderマスターのフェア設計が、機体を斜め45度下から見たCGイラストを作り、電装設計の私が、今話題のAI「Nano Banana」を使って、割れた穴を生成し、これら2枚を合成することで、以下の写真のようなイラストを作成しました。

あとはこれを、機体の後ろの壁に貼って完成です!!!

機体を斜め下45度から見ると、このように、コックピットの後部やテールビーム、尾翼が、まるで壁の穴の奥にあるように見えます!!!

そして機体の後ろには、あの、鳥人間コンテストのプラットホームの姿が、、、。トリックアートじゃなくて、実際にこの機体が琵琶湖を飛ぶ姿を見たかったものです、、、

まとめ

これまで4回にわたり、TBTの部室を紹介してきました。以前よりだいぶ綺麗になって、居心地もアップしたかなと思います。

そのお陰か(こたつがあるためか)、沢山の人が部室を利用してくれるようになりました!

実は、部室で普段活動するのは電装班だけで、他の班の人はガレージや教室で作業をしているため、今までは、電装の人が孤立しがちという問題がありました。そこで、掃除を行い、座席を増やし、楽しい空間にすることで、他の班の人が(休憩がてらに)たくさん部室を利用してくれるようになれば、この問題を解決できると考えました。

最近は、部室が人で溢れかえることも多々あって、無事、作戦成功かな?と考えています。

また、「作業場がきれいなチームは強い」という言葉があります(以前Xで見かけました)。

今、部室だけでなく、ほかの作業場所についても、ちゃくちゃくと掃除が進んでいます。

きれいな作業場で、作業しやすい環境で、強いチームになって、次こそは(トリックアートではなく)鳥人間コンテストに出場して、琵琶湖で2人乗りを飛ばせるよう、部員一同頑張ります!!!

今後とも応援よろしくお願いいたします。

おまけ

コックピットを取り付けたところ、下のテーブルらへんが暗くなってしまったため、照明を設置しました。

照明を固定している穴は、このためにあけた、、、
わけではなく、機体の前輪が生えていた場所です(笑)。

ちなみに、夜、周りの電気を消して、照明を逆方向に設置すると、、、

いい感じになります!