- 2013.02.13
- その他
なんだか教室はあついです……
こんにちは。
作業場の住人と化して日々作業に取り組んでいる翼設計です。
最近の作業状況についてお知らせします!
桁製作班の1年生が何やら必死に作業していますね・・・
これは翼の副桁を巻いているようです。離形処理を含めてかれこれ8時間。ようやく終わりが見えてきたみたい。
彼のせいで教室はモンモン。そう。桁巻きはあったかい環境でやらないとうまく積層できないんです。
おかげでわが翼班は暑い暑いと騒いでいます。
いや。これは密集して作業しているから熱いんじゃないか?
2人はフランジに両面テープでつけたプロットデータを必死にとっています。フランジを桁に接着した際、ヒーターをつかうため、両面テープの粘着力が上がってしまいなかなか取れません。
もっといい方法がないのかと2人でモンモンとしています。
こちらは翼班2年生。なにやら熱心に見つめていますね。これは今年度のリブマスタです。
ちなみにTBTではこれが最小サイズ!まさに愛情サイズ!
今年のマスタのクオリティーはなかなかだなww
TBTでは毎年恒例100枚以上のリブマスタを全班で約2か月かけて削ります。
ベニヤは2枚重ねています。
断面はもちろん垂直が当たり前!
直角定規をつかって私が厳しくCHECK。
没になるマスタは数知れず・・・
こちらはセクション4.
中央から4番目に細い桁です。この桁は接合部ではなくセクションの途中で桁の直径が変わります。
このようにした理由は2つ。
1つは上反がついた時に変曲点が生まれないようにするため。
2つめは翼端のリブの翼厚内に桁を収めるため。
3年間使い回していたので久しぶりの製作です。
簡単に製作を説明します。
まず細径の方にスペーサーとしてウレタンを成型します。ポイントは接着面が斜めにならないようにすること。
次にウレタンを航空宇宙接着剤で接着!
同様の接着剤を使用して大径とくっつけます。
この時、ウレタンが小さすぎてスペーサーとしてうまく機能していなかったのでカーボンクロスを積層しました。
接着時は桁が斜めに接着されないように様々な工夫を凝らしました。
接着部は全ねじ・ナットで調整された水平台の上に治具を置きその他の部分はパンタグラフジャッキの上に治具を立てました。桁の上に水準器を置きパンタグラフジャッキで高さを合わせます。
抗力方向のブレは直線レーザーを使いました。治具の高さが同じ位置(桁の中心線の下)にレーザー用の穴をあけ、レーザーを通し、まっすぐになることを確認!
そんなこんなで日々頑張っています。
今年のリブマスタマスタ(リブマスタを作る職人)はだれだ?!
長文になりました!読んでくれた人ありがとうございます!